Camerata
カメラータ
意味
芸術家・学者の集まり
解説
16世紀末フィレンツェ。古代ギリシャ悲劇の復活を目指し、結果として「オペラ」という新芸術を生みました。
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カメラータ
芸術家・学者の集まり
16世紀末フィレンツェ。古代ギリシャ悲劇の復活を目指し、結果として「オペラ」という新芸術を生みました。
カメラータは「集まり、同好の会」。とくに16世紀末フィレンツェで、古代ギリシャ音楽の復興を論じた集まりを指します。
ジョヴァンニ・デ・バルディの邸宅に集まった音楽家、詩人、学者たちの会を指します。1570年代から80年代にかけて活動し、参加者にはヴィンチェンツォ・ガリレイ(天文学者ガリレオの父)がいました。古代ギリシャの音楽が言葉と一体になって強い効果を持っていたという理解に基づき、当時の多声音楽を批判しました。
ギリシャ悲劇は歌われていたという理解から、言葉を明瞭に伝える単旋律の歌が目指されました。古代の実際の音楽は当時ほとんど分かっていなかったため、この復興の試みは古代の再現にはなりませんでした。しかしその過程で生まれた語るように歌う様式が、オペラという新しい形式につながりました。過去を復元しようとして新しいものが生まれた例です。
camerata は camera(部屋)に由来し、「同じ部屋にいる仲間」を原義とします。現在では室内オーケストラの名称にも使われます。音楽史の文脈で「カメラータ」と言えばフィレンツェの会を指すことが多いのですが、一般名詞としての用法もあります。