Circle of fifths
五度圏
意味
調の関係を円状に図示したもの
解説
音楽理論の地図。隣り合う調がどれだけ近いか、転調の可能性を視覚的に理解するためのツールです。
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五度圏
調の関係を円状に図示したもの
音楽理論の地図。隣り合う調がどれだけ近いか、転調の可能性を視覚的に理解するためのツールです。
五度圏は、12の調を完全5度ずつ積み上げて円形に並べたもの。調号の数、調どうしの近さ、転調のしやすさが、この1枚の図にまとまっています。
ハ長調から右回りに完全5度ずつ上がると、ト長調、ニ長調と進み、シャープが1つずつ増えていきます。左回りに進めばフラットが増えます。12回進むと元のハ長調に戻るため、円になります。この図を覚えておくと、調号を見た瞬間に何の調かが分かり、逆に調が分かれば調号を書けるようになります。
五度圏で隣どうしの調は、共通する音が6つあり、きわめて近い関係にあります。そのため転調しても違和感がありません。逆に円の反対側にある調へ移ると、共通音が少なく劇的な効果が出ます。作曲や編曲で「もう少し変化がほしい」「唐突すぎる」と感じたときは、この距離を目安に調を選び直すと調整できます。
五度圏の図では、外側に長調、内側に平行短調が書かれるのが一般的です。ハ長調の内側にはイ短調があり、両者は調号を共有します。同じ調号でも長調と短調で性格がまったく異なるため、楽譜を読むときは調号だけでなく、曲がどちらに着地しているかを必ず確認する必要があります。
共通
五度圏の順に音階を練習すると、調号の増減と指づかいの変化が結びついて覚えやすくなります。
弦楽器
開放弦がちょうど完全5度ずつ並んでいる楽器が多く、五度圏の感覚が楽器の構造と一致します。
バッハ「平均律クラヴィーア曲集」
すべての調を用いた曲集で、五度圏の一周を実際に音で確かめられます。