Concerto grosso
コンチェルト・グロッソ(合奏協奏曲)
意味
小合奏団と大合奏団の対比
解説
少人数の独奏群(コンチェルティーノ)と、大勢の合奏群(リピエーノ)が対比される、バロック特有の形式です。
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コンチェルト・グロッソ(合奏協奏曲)
小合奏団と大合奏団の対比
少人数の独奏群(コンチェルティーノ)と、大勢の合奏群(リピエーノ)が対比される、バロック特有の形式です。
コンチェルト・グロッソは、少人数の独奏群と大勢の合奏群を対比させるバロックの形式です。独奏群をコンチェルティーノ、合奏群をリピエーノと呼びます。
コンチェルティーノは通常2〜4人の奏者からなり、技巧的なパッセージを担います。リピエーノ(「詰め物」が原義)は弦楽合奏を中心とした大きな群で、全体の枠組みを作ります。この2つが交替し、時に重なることで、音量と密度の対比が生まれます。現代の協奏曲が1人の独奏者と管弦楽を対比させるのに対して、こちらは群と群の対比です。
concerto grosso という語は、形式全体を指す場合と、大きな合奏群そのものを指す場合の両方に使われます。当時の楽譜では後者の用法も見られるため、文脈で判断する必要があります。同様に、リピエーノは tutti と呼ばれることもあります。
コレッリの作品6、ヘンデルの作品6、そしてバッハの《ブランデンブルク協奏曲》がこの形式の代表として挙げられます。ブランデンブルク協奏曲では曲ごとに独奏群の編成が異なり、第2番ではトランペット、リコーダー、オーボエ、ヴァイオリンという組み合わせが用いられています。
対比が形式の中心であるため、2つの群の性格の違いを明確にすることが求められます。単に音量が変わるだけでなく、独奏群が出るところでは細部が聞こえ、合奏群では塊としての響きになるという扱いです。切り替わりの瞬間をぼかすと、形式が伝わりません。