Diminuendo
ディミヌエンド
意味
だんだん弱く
解説
音を「減じさせる」。音楽が静かに閉じられる場面や、次のフレーズへ優しく繋ぐ際に使用されます。
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ディミヌエンド
だんだん弱く
音を「減じさせる」。音楽が静かに閉じられる場面や、次のフレーズへ優しく繋ぐ際に使用されます。
Diminuendo(dim.)は「だんだん弱く」。diminuire(減らす)から来た語で、crescendo と対になります。音を減らしていく過程を指す言葉です。
dim. を音量の低下だけで作ると、単に聞こえなくなっていくだけで、表現になりません。同時に音色を落ち着かせ、アーティキュレーションを丸くしていくと、音楽が静かに閉じていく印象が生まれます。逆に、緊張を保ったまま音量だけ落としたい場面もあります。何のための dim. かを決めてから配分を考えてください。
dim. の終盤で音が痩せてしまうのは、よくある失敗です。音量が下がっても響きの密度は保つ必要があります。とくに終わりが p や pp の場合、そこが「聞こえない音」になってしまうと、そこまでの過程がすべて無駄になります。到達点の音量で単独で鳴らしてみて、それが十分に鳴っているかを先に確認しておくと安全です。
ピアノ
減衰する楽器のため、放っておいても音は小さくなります。dim. は次の音との関係で作るものだと考えてください。
弦楽器
圧を抜きながら弓速も落とすと消えてしまいます。弓速は保ち、圧だけを減らすと密度が残ります。
管楽器
息を減らすとピッチが下がります。dim. の終わりで音程が下がっていないか確認してください。
ドビュッシー「月の光」
終結部の長い dim. が、密度を保ったまま静寂へ着地します。
シベリウス 交響曲第5番 第1楽章
長い区間をかけた dim. の設計が、そのまま構造になっています。