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音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム

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En dehors

アン・ドゥオール

奏法 🌐 フランス語

意味

強調して、浮かび上がらせて

解説

伴奏からメロディを浮かす。

En dehors はフランス語で「外へ」。伴奏の中から特定の声部を浮かび上がらせることを指示します。

何を求めている指示か

複数の声部が同時に鳴っている箇所で、そのうちの一つを前に出すという指示です。多声的に書かれた鍵盤曲で、内声に旋律が隠れている場合によく置かれます。音量を上げるのが最も直接的な方法ですが、それだけではありません。

浮かび上がらせる手段

音量を上げる以外に、その声部だけ音の立ち上がりを明確にする、わずかに長く保つ、他の声部を抑えるといった方法があります。とくに他を抑えるほうが効果的な場合が多くあります。全体の音量を上げずに差を作れるためです。ピアノでは、同じ手で複数の声部を弾くことが多く、指ごとに打鍵を変える技術が必要になります。

フランス音楽での使用

フランス語で指示を書く作曲家の楽譜に現れます。多声的な織り方の中で、どの線を聴かせたいかを作曲者が明示するための語です。反対に、目立たせないことを求める en dedans(内へ)という語もあります。

演奏のヒント

ピアノ

同じ手で複数の声部を弾く箇所では、際立たせたい指だけ鍵盤の底までしっかり打鍵し、それ以外の指は鍵盤の表面近くで軽く触れる程度に抑えることで、片手の中でも声部の差を作れます。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

ドビュッシー「映像 第1集」より「水の反映」第51小節付近

非常に高い音域の旋律線の上に「アン・ドゥオール」と書き込まれた箇所があり、また別の箇所では控えめな「アン・プ・アン・ドゥオール(少し際立たせて)」という表記も見られます。周囲の音の中から特定の声部だけを浮かび上がらせる指示の典型例です。

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