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Erlkönig

魔王

構成 🌐 ドイツ語

意味

魔王(の歌)

解説

馬の足音を模した三連符の強烈な連打。語り手、父、子、魔王を一人で描き分ける緊迫のドラマです。

《魔王》はシューベルトの歌曲 D.328(作品1)です。ゲーテの詩に基づき、1人の歌い手が4つの役を歌い分けます。

4つの声

語り手、父、子、魔王という4つの役が現れます。歌い手はこれを声の高さと質で描き分けます。子の訴えは繰り返されるたびに音高が上がり、切迫が増していきます。魔王の言葉は甘い旋律で書かれており、他の役との対比が付けられています。

ピアノの三連符

伴奏は3連符の連打で始まり、馬の駆ける動きを担います。この音型はほぼ全曲を通して続き、休むのは終わりの直前です。演奏には持続的な負担がかかり、テンポを保ちながら緊張を維持することが課題になります。最後に音楽が止まってから語られる一句が、この作品の結末です。

作品番号について

作品1として出版されていますが、シューベルトが最初に書いた作品ではありません。この曲より前に多数の作品が書かれており、作品番号は出版の順序を示すものです。作品番号と作曲順が一致しない例です。

詩の解釈

魔王が実在するのか、子の熱による幻覚なのかは詩の中で明示されません。この曖昧さが作品の緊張を支えており、演奏でどちらに寄せるかは解釈の余地として残されています。

演奏のヒント

ピアノ

3連符の連打を最後まで保つには、手首の力を抜いて指の付け根から動かすことが要点です。腕全体で押すと長く続けたときに疲労で音が乱れます。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

カール・レーヴェ「魔王」(1817〜18年)

同じゲーテの詩に基づく、シューベルト作に次いで有名な別の付曲です。ゲーテ自身はレーヴェの曲をより高く評価したと伝えられ、シューベルトが疾走する馬の蹄を強調するのに対し、レーヴェは不気味な木の葉のざわめきから始めるなど、扱いの違いが対比されます。

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