Gesamtkunstwerk
総合芸術(ゲザムト・クンスト・ヴェルク)
意味
あらゆる芸術を一つに融合すること
解説
ワーグナーの理想。音楽、詩、演劇、美術すべてが対等に融合し、一つの巨大な物語を創り上げます。
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総合芸術(ゲザムト・クンスト・ヴェルク)
あらゆる芸術を一つに融合すること
ワーグナーの理想。音楽、詩、演劇、美術すべてが対等に融合し、一つの巨大な物語を創り上げます。
ゲザムトクンストヴェルクは「総合芸術作品」。音楽、詩、演劇、美術が対等に融合した作品という理念で、ワーグナーが自身の著作で提示しました。
ワーグナーは1849年の『未来の芸術作品』などの著作で、諸芸術が分離した状態を批判し、それらが統合されるべきだと論じました。古代ギリシャの悲劇が音楽、詩、舞踊、演技を一体として持っていたという理解が、この主張の背景にあります。
ワーグナーは台本を自ら書き、演出や劇場の構造にも関わりました。バイロイト祝祭劇場は、客席を暗くしオーケストラを客席の視界から隠す構造を持ち、舞台への集中を意図しています。理念が上演の条件まで含んでいた点が特徴です。ただし、諸芸術が実際に対等であったかについては議論があり、音楽が優位にあるという指摘もなされています。
この語は現在、音楽以外の分野でも「複数の領域を統合した作品」を指して使われます。建築、展示、舞台芸術などで用例があります。ワーグナーの特定の理念を指す場合と、一般名詞として使う場合があるため、文脈の確認が必要です。