Quarter tone
クォーター・トーン(4分音)
意味
半音の半分の音程
解説
現代音楽やアラブ音楽で多用される、ピアノの鍵盤の間にあるような音。独特の緊張感があります。
音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム
クォーター・トーン(4分音)
半音の半分の音程
現代音楽やアラブ音楽で多用される、ピアノの鍵盤の間にあるような音。独特の緊張感があります。
4分音は半音の半分の音程で、1オクターブを24に等分したときの単位です。
半音(100セント)をさらに半分に分けると50セントになります。1オクターブを24の等しい間隔に分ける体系がこれにあたります。既存の12の音のあいだにもう1つずつ音を挟む形なので、12等分の体系と両立しやすく、微分音の中でも扱いやすい単位です。
アラブ音楽の音組織を説明する際に、24等分の枠組みが用いられることがあります。ただし実際のアラブ音楽の音程が正確に24等分に一致するわけではなく、これは西洋の記譜体系で近似的に表すための便宜です。実際の音程は地域や旋法によって異なり、演奏の伝統の中で伝えられています。
シャープの縦線を1本にした記号や、矢印を添えた記号などで示されます。標準化されていないため凡例の確認が必要です。弦楽器では指の位置をずらすことで、管楽器では特殊な運指や口の操作で出します。ピアノでは、2台を4分音ずらして調律する方法が用いられた作品があります。
ピアノ(2台)
4分音高くずらして調律した2台目を重ねる方法が一般的です。単独で聞くと調律が狂っているように聞こえますが、2台を重ねた響き全体を聴くことでこの音程がどう機能するかが分かります。
アイヴズ「3つの4分音の小品」(1923〜24年)
2台のピアノの一方を通常の調律、もう一方を4分音高く調律して演奏する作品です。終曲では《アメリカ(My Country, ’Tis of Thee)》の旋律が4分音の重なりの中に現れます。