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Timbre

タンブル(音色)

表情 🌐 フランス語

意味

楽器の持つ独特の音の性質

解説

同じドの音でも、ピアノとフルートでは「色」が異なります。音楽の豊かな彩りを決める要素です。

音色のことで、同じ高さ・同じ音量でも楽器や声によって異なる音の性質を指します。この違いは倍音の構成で説明できます。

倍音の配分が音色を決める

楽器が出す音は、基音だけでなく多数の倍音を含んでいます。どの倍音がどれだけ強く含まれるかの配分が、音色の違いを生みます。クラリネットが独特の音色を持つのは、片側が閉じた管の構造から奇数倍音が中心になるためです。同じドの音でもピアノとフルートで違って聞こえるのは、この配分が違うためです。

立ち上がりも音色の一部

倍音の配分だけでなく、音の出だしの数十ミリ秒に含まれる情報も音色の認識に関わります。持続音の部分だけを切り出して聞くと、どの楽器か判別しにくくなることが知られています。したがって音色は、静的な性質ではなく時間的な変化を含む現象です。

語源

フランス語の timbre は、もともと太鼓や鈴を指す語でした。ギリシャ語の tympanon(太鼓)に遡ります。フランス語では現在も「切手、印章」の意味を持ちます。音色という用法は比較的新しく、19世紀に定着したものです。

演奏で音色を変える

奏者が音色を変えるのは、倍音の配分を変える操作です。弦楽器で弓を弾く位置を変える(駒寄りで倍音が増え、指板寄りで減る)、管楽器で息の速度や口の形を変える、ピアノで打鍵の速度と指の当て方を変えるといった方法があります。いずれも物理的な操作に基づいています。

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