Vivace
ヴィヴァーチェ
意味
速く、生き生きと、活発に
解説
生命の輝きを感じさせる鮮明なテンポ。細かい音符がきらめくようなイメージで演奏されます。
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ヴィヴァーチェ
速く、生き生きと、活発に
生命の輝きを感じさせる鮮明なテンポ。細かい音符がきらめくようなイメージで演奏されます。
Vivace は「生き生きと」。ラテン語 vivax(生命力に満ちた)に由来し、速度そのものより運動の鮮明さを指す言葉です。
vivace は Allegro より速いとされることが多いものの、実際に区別を作っているのは速度ではありません。音の輪郭がはっきりし、動きに切れがある状態が vivace です。同じテンポでも、発音を鋭くしリズムの角を立てれば vivace に聞こえ、丸めれば allegro に聞こえます。テンポを上げる前に、まず発音を見直すほうが確実です。
vivace で重くなる原因は、たいてい低音側にあります。旋律が軽やかでも、伴奏やバスが重いと全体が沈みます。低音のアーティキュレーションを短めに取り、音量も控えると、上が自然に浮き上がります。合奏では、まず低音パートだけで vivace を成立させてから旋律を乗せると、性格が定まります。
ピアノ
左手の伴奏を短めに切ります。ペダルを踏みすぎると、どれだけ速くても重く聞こえます。
弦楽器
弓を弦から離しすぎない範囲で軽く弾ませます。圧を減らすことで鋭さが出ます。
管楽器
タンギングを軽く速く。息を強くすると鋭さではなく硬さになります。
ヴィヴァルディ「四季」より「春」第1楽章
Allegro ですが、鮮明な発音が vivace 的な性格を作っています。
ベートーヴェン 交響曲第7番 第1楽章
Vivace。リズムの角が立っていることが、この楽章の推進力の源です。