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音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム

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音響効果 — リバーブ・ディレイ・オーバードライブ

reverb(残響)は無数の反射が重なって尾を引く効果、delay は一定時間遅れてはっきり分かれた反復音を加える効果です。overdrive と distortion はどちらも音の波形を歪ませる効果で、overdrive のほうが穏やかな歪みを指します。

lo-fi

lo-fi は low fidelity(低忠実度)の略で、雑音や歪み、狭い周波数帯域など、録音・再生機器の不完全さをあえて残した音の質感を指します。

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Reverbリバーブ

英語

残響効果

残響。音が壁などで反射を繰り返して尾を引く現象、またはそれを人工的に加える効果。

Reverb(残響)は英語 reverberation の略で、音が発せられたあとも、壁や天井などで反射を繰り返しながら空間に漂い続ける現象、およびそれを人工的に加える効果を指す。

無数の反射が積み重なって聞こえる

音源から出た音は、壁・天井・床など様々な面で反射しながら耳に届く。反射の経路は無数にあり、それぞれ届くまでの時間がわずかに異なるため、個々の反射が判別できないほど密に重なり合い、音が滑らかに減衰しながら尾を引くように聞こえる。この密な重なりが reverb の特徴で、単発の反射がはっきり分離して聞こえる echo(やまびこ)とは区別される。

録音・演奏での使われ方

コンサートホールの響きの豊かさは、このリバーブの量と質によって大きく左右される。録音やライブ音響では、実際の空間の響きが足りない場合に、リバーブ装置やソフトウェアで人工的に残響を付け加えることが一般的に行われている。

混同しやすい用語

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Delayディレイ

英語

遅延効果

原音から一定時間遅れて、はっきり分かれた反復音を加える効果。

Delay(ディレイ)は英語で「遅延」の意。原音から一定時間遅れて、はっきりと分離した反復音を加える効果を指す。

Reverb との違い

reverb が無数の反射音が密に重なって尾を引くように聞こえるのに対し、delay は一定の時間間隔を空けて、はっきりと聞き取れる単発(または複数回)の反復音を加える。反復の間隔や回数、音量の減衰の度合いを装置で調整することで、単純なやまびこ効果から、リズミカルな反復効果まで幅広い表現が作れる。

混同しやすい用語

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Overdriveオーバードライブ

英語

歪んだ音色

アンプなどの増幅回路に大きな信号を送り、音の波形を軽く歪ませる効果。

Overdrive(オーバードライブ)は英語で「駆動しすぎ」の意。電気信号を増幅する回路に許容量以上の信号を送り込み、波形をわずかに歪ませて生まれる、比較的穏やかな歪み効果を指す。

波形が丸くつぶれる仕組み

増幅回路(真空管やトランジスタ)は入力信号がある大きさを超えると、出力波形の頂点をなだらかに切り詰めるように歪ませる(ソフトクリッピング)。この軽い歪みが、倍音を豊かに加えた温かみのある音色として知覚される。真空管アンプを音量を上げて使うと自然に生じる現象で、エレキギターの音作りに古くから利用されてきた。

Distortion との違い

overdrive が波形をなだらかに丸く切り詰めるのに対し、distortion はより急激に、波形の頂点を平らに切り詰める(ハードクリッピング)ことで、より攻撃的で歪みの強い音色を作る。歪みの量と質の両方に違いがある。

混同しやすい用語

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Distortionディストーション

英語

強烈に歪んだ音色

音の波形を大きく歪ませる、強い歪みの効果。

Distortion(ディストーション)は英語で「歪み」の意。電気信号の波形を大きく変形させ、荒々しく強烈な歪み効果を生む。

波形が急激に切り詰められる

overdrive が波形の頂点をなだらかに丸めるのに対し、distortion は波形の頂点をほぼ平らに切り詰める(ハードクリッピング)。これにより倍音成分が大量に加わり、より攻撃的でざらついた音色になる。専用のディストーション・ペダルやアンプの高ゲイン設定によって作られることが多い。

混同しやすい用語

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Sustainサステイン

英語

音の持続、余韻

音の持続。ピアノではダンパーペダル(サステインペダル)を指すこともある。

Sustain(サステイン)は英語で「持続」の意。音が鳴り始めてから消えるまでの、音量が保たれている持続部分、またはそれを長く保つ操作を指す。

ピアノのサステインペダル

ピアノの弦は、鍵盤を離すとダンパー(弱音装置)が弦に触れて振動を止める仕組みになっている。サステインペダルを踏むと全弦のダンパーが一斉に持ち上がり、鍵盤を離しても弦が振動し続けるだけでなく、弾いていない他の弦もその振動につられて共鳴する(共鳴現象)。この共鳴が加わることで、ペダルを踏んだときの響きは単に音が伸びるだけでなく、音色そのものが豊かになる。

シンセサイザーのADSR

シンセサイザーの音作りでは、音量の時間変化を Attack(立ち上がり)・Decay(減衰)・Sustain(持続)・Release(減衰の終わり)の4段階で設計する ADSR という考え方が使われる。ここでの sustain は、鍵盤を押し続けている間、音量がどの高さで保たれるかを示す値を指す。

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Lo-fiローファイ

英語

あえて音質を落とした心地よい音響

レコードの雑音、カセットの揺れ。デジタルにはない不完全な温もりが、現代的なリラックス感を生みます。

Lo-fi は low fidelity(低忠実度)の略で、あえて音質を落とすことによる効果を指します。

hi-fi の対として

fidelity は「忠実さ」を意味し、録音再生の分野では原音にどれだけ忠実かを指します。20世紀半ばに high fidelity(hi-fi)が録音技術の目標として掲げられ、その対語として lo-fi が生まれました。当初は単に品質が低いことを指す否定的な語でしたが、後にその質感を積極的に選ぶ表現として使われるようになりました。

何を加えているのか

レコードの針音、テープのヒスノイズやわずかな速度の揺れ、周波数帯域の狭さ、機器の歪みといった要素です。これらはいずれも、忠実な再生からすれば欠陥です。それを意図的に残すことで、質感や時代の感触が加わります。デジタル録音が原理的に持たない要素を、あえて足しているという構造です。

音楽史の中での位置

不完全さを表現として扱うこと自体は、この語に限りません。楽器の雑音成分を排さずに使う尺八のムラ息、弦楽器で意図的に雑音を残す奏法など、雑音を表現に組み込む例は各地にあります。lo-fi は、録音技術という文脈でその発想が現れたものです。

演奏のヒント

録音・制作

ノイズを足す場合、曲全体に均一にかけるより、静かな箇所でわずかに存在感を強めると、質感として意識されやすくなります。均一すぎるノイズは単なる録音の悪さにしか聞こえません。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

ガイデッド・バイ・ヴォイシズ「Bee Thousand」(1994年)

宅録による粗い音質をそのまま作品の質感とした、lo-fi の代表的なアルバムとして挙げられることの多い作品です。

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