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音楽用語辞典 & チューナー・メトロノーム

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力強さと大胆さ — Ardito・Energico・Con forza

energico(エネルジコ)は「精力的に、力強く」。ギリシャ語 energeia(活動、働き)に由来し、energicamente は副詞形です。con forza(力をもって)の forza は forte と同じ語根です。

ドイツ語の Kraft

kräftig と kraftvoll(力強く)は、どちらも Kraft(力)から作られた語です。

重さと勇ましさ

pesante(重々しく)は一音ずつに重量を感じさせる指示、solidamente は「堅固に」です。bellicoso(勇ましく)はラテン語 bellum(戦争)、audace と con audacia(大胆に)は audere(あえて〜する)に由来します。ardito は「大胆に、勇敢に」、fieramente は「誇り高く、激しく」です。

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Arditoアルディート

イタリア語

大胆に、勇敢に

「大胆に、勇敢に」。

Ardito は「大胆に、勇敢に」。躊躇のない、はっきりとした表現を求める指示です。

恐れのなさ

この語が指すのは、力の強さではなく、ためらわないことです。したがって、音量が大きいかどうかとは別の指示になります。難しい箇所で慎重になると音が縮みますが、この指示はその逆を求めています。

esitante との対

esitante(ためらいながら)はこの語の反対にあたります。同じ曲の中で両方が現れる場合、その対比が構造の一部になっています。

混同しやすい用語

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Energicoエネルジコ

イタリア語

精力的に、力強く

「精力的に、力強く」。

Energico は「精力的に、力強く」。ギリシャ語の energeia(活動、働き)に由来します。

力を出すこと

energeia は「仕事の中にある状態」を意味する語で、活動そのものを指します。英語の energy、energetic も同じ語源です。この指示が求めるのは音量ではなく、動きに力が込められていることです。したがって弱音の中でも energico は成立します。

forte との違い

forte は音量、energico は質の指示です。両者が同時に書かれることもあり、その場合は大きくかつ力の込もった音になります。energico だけが書かれている箇所で音量を上げると、指示していないことを加えることになります。リズムの明確さや音の立ち上がりの鋭さが、この指示に応える手段です。

混同しやすい用語

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Energicamenteエネルジカメンテ

イタリア語

精力的に

力を込めた強いアタック。

Energicamente は energico の副詞形で「精力的に」。ギリシャ語の energeia(活動、働き)を語根に持ちます。

「働きの中にある」

ギリシャ語の energeia は、en(内に)と ergon(仕事、働き)から成り、「仕事の中にある状態」を意味します。英語の energy、そして ergonomics(人間工学)も同じ ergon に連なります。示しているのは音量ではなく、動きに力が込められていることです。

forte との違い

forte は音量、energicamente は質の指示です。したがって弱音の中でも成立します。リズムの明確さや音の立ち上がりの鋭さが、この指示に応える手段です。

混同しやすい用語

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Con forzaコン・フォルツァ

イタリア語

力を込めて、力強く

「力をもって」。forte と同じ語根だが、音量の段階ではなく力を込めることを指す。

Con forza は「力をもって」。forza は力そのものを意味し、forte と同じ語根です。

forte との関係

forte(強い)と forza(力)はどちらもラテン語の fortis に由来します。ただし forte は音量記号として体系に組み込まれているのに対して、con forza は音量段階を示すものではなく、力を込めるという行為を指します。したがって、どの音量段階なのかは別に指定される必要があります。

力の使い方

力を込めることは、体を固めることではありません。固めると音が詰まり、力が音に変わりません。腕の重さを使う、体幹から支えるといった方法で、力が音として出る経路を確保することになります。

混同しやすい用語

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Kräftigクレフティヒ

ドイツ語

力強く、精力的に

ドイツ語で「力強く」。

Kräftig は「力強く、精力的に」。ドイツ語 Kraft(力、エネルギー)に、形容詞を作る接尾辞 -ig を付けた語。

Kraft という基本語

Kraft はドイツ語の中核的な語彙の一つで、英語 craft(もとは「力、技能」を意味した語で、現在の「工芸・技術」という意味はそこから派生した)と同じ語根を共有するとされる。

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Kraftvollクラフトフォル

ドイツ語

力強く、エネルギーに満ちて

ドイツ語で「力に満ちて、力強く」。

Kraftvoll はドイツ語で「力強く」。Kraft(力)に voll(満ちた)を付けた語で、内から満ちている力を指します。

「力に満ちた」という構造

Kraft は力、体力、エネルギーを意味する語で、英語の craft と語根を共有します。英語の craft が現在では技能を指すのは、もともと「力、能力」を意味していたものが技術の意味へ移ったためです。voll は英語の full に対応します。したがって kraftvoll は「力で満たされた」という構造で、外から加える力ではなく、内側に満ちている力を指します。

音量との違い

力が満ちていることは、音量が大きいこととは別です。弱音の中でも、音に芯があり張りが保たれていれば kraftvoll は成立します。逆に、大きな音でも支えが抜けていれば力を感じさせません。体幹から支えて音を出すことが、この指示に応える方法です。

関連するドイツ語

kräftig(力強い)がほぼ同義で、こちらのほうが楽譜での使用頻度が高くなります。energisch(精力的に)、markig(芯のある)も近い方向の語です。

演奏のヒント

弦楽器

弓の重さをしっかり弦に伝え、スピードを保ったまま弾くと、力みではなく充実した力強さが出ます。

混同しやすい用語

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Solidamenteソリダメンテ

イタリア語

堅固に、がっしりと

ラテン語 solidus(固い)から。「堅固に」。

Solidamente は「堅固に、がっしりと」。揺るぎない土台を作ることを求めます。

語源

ラテン語の solidus(固い、密な、完全な)に由来します。英語の solid、solidify、そして通貨の soldier(ローマ帝国の金貨 solidus で雇われた兵士)も同じ語根です。原義は隙間なく詰まっていることで、そこから堅固さという意味が生じました。

何が堅固なのか

この指示が求めるのは、多くの場合リズムと低音の安定です。音量ではありません。テンポが揺れず、拍の重心が定まり、低音が確実に鳴っていることで堅固さが生まれます。大きな音を出しても、拍が曖昧なら堅固には聞こえません。

演奏上の要点

建築の骨組みを示すような扱いになるため、装飾的な表情は抑えます。テンポを揺らさず、各音の長さを正確に取り、和音の低音を十分に鳴らします。ペダルで響きを混ぜると輪郭が失われるため、控えめに扱うのが基本です。

混同しやすい用語

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Pesanteペザンテ

イタリア語

重々しく、どっしりと

pesare(重さがある)から。「重々しく」。

Pesante は pesare(重さがある)から来た語で、「重々しく」。音量ではなく、一音ずつに重量を感じさせる指示です。

重さは時間で作る

重い印象を作る最大の要素は、音量ではなく時間です。一音ずつを十分な長さで保ち、拍の頭にわずかな抵抗を感じさせると、重量が生まれます。逆に音を短く切ると、どれだけ大きく弾いても軽く聞こえます。pesante の箇所でテンポがわずかに落ちるのは自然な結果ですが、意図的に遅くしすぎると停滞になります。

重さと硬さは違う

力を入れて弾くと、重いのではなく硬い音になります。硬い音は響きが減るため、実際には軽く聞こえてしまいます。重さを作るのは、瞬間的な力ではなく持続的な支えです。腕の重さや息の圧を、音の始まりから終わりまで一定に保つことが、重量感につながります。

演奏のヒント

ピアノ

腕全体の重さを鍵盤に預け、底で支え続けます。叩くと硬くなり、重さは出ません。

弦楽器

弓を弦に沈めたまま、ゆっくり大きく使います。圧をかけて速く動かすと潰れます。

管楽器

音の入りから終わりまで息の圧を保ちます。減衰させると重さが失われます。

混同しやすい用語

この指示が使われる曲

ムソルグスキー「展覧会の絵」より「ビドロ」

牛車を描いた曲で、Sempre moderato, pesante と指定されています。

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Bellicosoベリコーゾ

イタリア語

勇ましく、好戦的に、勇壮に

ラテン語 bellum(戦争)から。「勇ましく、好戦的に」。

Bellicoso は「勇ましく、好戦的に」。ラテン語の bellum(戦争)に由来します。

戦いという語源

bellum は戦争を意味する語で、英語の bellicose、belligerent も同じ語根です。イタリア語の bello(美しい)とは別の語で、字面が近いため混同されることがあります。この指示が求めるのは美しさではなく、戦いへ向かう気構えです。

音楽上の慣習

戦いを描く音楽では、金管楽器のファンファーレ、太鼓の連打、付点リズムによる行進の形などが用いられてきました。この指示のある箇所がそうした書法を伴っている場合、その性格を明確に出すことが指示に沿った扱いになります。

混同しやすい用語

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Audaceアウダーチェ

イタリア語

大胆に、無謀なほど勇敢に

ラテン語 audax から。「大胆に」。

Audace は「大胆に、無謀なほど勇敢に」。ラテン語 audax(大胆な)、動詞 audere(あえて〜する)に由来する形容詞。

「あえてする」勇気

audere は「恐れず、あえて行動する」という意味の動詞で、英語の audacity, audacious も同じ語根を持つ。audace が指す大胆さは、無鉄砲さというより、困難を承知であえて踏み込む意志の強さに重心がある。

混同しやすい用語

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Con audaciaコン・アウダーチャ

イタリア語

大胆に

恐れを知らぬ演奏。

Con audacia は「大胆に」。audacia はラテン語 audacia(大胆さ)そのままの借用で、動詞 audere(あえて〜する)から派生した名詞。

形容詞形との対応

同じ語根を持つ形容詞 audace(大胆な)は単独で表情指示として使われる一方、audacia は con を伴って別のテンポ・性格用語に大胆さを付け足す働きをする。英語の audacity, audacious も同じラテン語根の子孫にあたる。

混同しやすい用語

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Fieramenteフィエラメンテ

イタリア語

激しく、誇り高く、勇敢に

fiero(誇り高い、猛々しい)の副詞形。「誇り高く、激しく」。

Fieramente は「誇り高く、激しく」。fiero(誇り高い、猛々しい)の副詞形です。

二つの方向を含む語

イタリア語の fiero は「誇り高い」と「猛々しい」の両方を意味します。語源はラテン語の ferus(野生の)で、feroce と同じ語根です。したがってこの語には、品格としての誇りと、野生の激しさという二つの方向が含まれます。どちらに寄るかは文脈で判断します。

演奏上の判断

誇りとしての側面を取るなら、自らを低くしない毅然とした提示になります。激しさとしての側面を取るなら、角のある音になります。同じ語根から派生した feroce は後者に寄り、この語は前者の含みを持つ点が違います。

混同しやすい用語

表情のほかのテーマ